2023/4/12 阪神vs巨人 感想

こんばんは、かりかりです。

 

長年野球を見ていると、過去の試合を振り返った時に、当時の空気感とかを忘れてしまってることが多いんですよね。

せっかくたくさん試合を見ていることですし、リアルタイムで試合を見た感想を少しずつ残していきたいと思います。

 

試合情報

2023/4/12(水) 18:00 東京ドーム

 

戦況

巨人先発は新外国人のメンデス投手。緩急を主体にした左投手で、阪神打線が不調ということもありますが、要所を締めるピッチングで6回1失点の好投でした。6回裏の攻撃時に内野安打が狙える当たりで全力で走ったせいか、7回表に足が攣ったようなしぐさを見せて降板してしまいましたが、前年放出したメルセデス投手の穴を埋められるような戦力になるのではないでしょうか。

そんな中、1得点を挙げたのがノイジー選手の第一号ソロホームラン!プロスピAの能力では低弾道をつけられていましたが、外野が追うのを諦めるほどの完璧な当たりでした。

 

対する阪神の先発は3年目の村上投手。プロ通算4試合目の登板ですが、昨年2軍では最優秀防御率と最高勝率の2冠を達成する活躍でした。今年初登板となった前回のリリーフ登板では、今シーズンの活躍を予期させるボールを投げており、阪神ファンからも期待がかけられています。(梅野選手坂本選手もキャンプから岡田監督に調子の良さを報告していたようです。

そんな村上投手、なんと7回までパーフェクトピッチング!プロ初勝利が完全試合という大記録達成への期待がにわかに高まります。。

 

そうして迎えた8回表、阪神は8番からの攻撃でしたが、9番の村上投手が打席に入る仕草を見せず、代打原口選手がコールされました。当然球場は大ブーイング!

ただ、7回の時点で少し巨人打線にボールが捉えられ始めており、リードもわずか1点だったことから、勝ちに徹する岡田監督の采配に繋がったのでしょう。

当然私も完全試合の芽があるうちは村上投手でいって欲しかったですが、「勝ちを目指す采配」として考えると、投手交代で異論はなかったので、結果はどうあれ岡田監督が下した決断は間違いではなかったと思います。

 

7回までパーフェクトピッチの村上投手が降板した8回の裏、代わって登板したのは石井投手。こちらも村上投手同様2023年ブレイク候補の一人とされており、オープン戦から今日の試合前まで連続無失点を記録するなど、絶大な信頼感があるリリーフです。

その石井投手が投じた初球...

 

8回裏先頭の岡本選手がレフトへ第一号の同点ソロホームラン!村上投手の勝利投手の権利も消失してしまいました... ただ、完全試合のプレッシャーからも解放されたのか、石井投手はその後三者連続三振!手痛い失点ではありましたが、試合後に岡田監督も「これを教訓にしてほしい」とコメントしており、たった一失点で石井投手への信頼が揺らぐことはありません。

ちなみに、岡本選手は開幕から.395(38-15)と好調をキープしていましたが、このホームランが今季初打点!主軸で好成績を残している打者が開幕11試合でようやく初打点というのはかなり珍しい気がしますが、同日、いずれも今季0打点だった牧選手柳田選手も初打点を挙げるなど、主軸にようやく打点がついたチームが複数あった日でした。

 

村上投手完全試合未遂から何とも異様な雰囲気が流れる中、試合が決したのは10回表!決めたのは近本選手のタイムリーでした! 

今シーズンの近本選手ですが、オープン戦で不調な時期には岡田監督から綺麗なヒットではなく、脚の速さを活かした内野安打を狙うべき、と苦言を呈されていたんですよね。

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ただ、ここ一番で内野の頭を超すタイムリーを放ち、試合後には岡田監督「何とかしてくれると思っていた」とコメントを残すなど、しっかりと結果で信用を勝ち取っていくのはさすが近本選手だなと思いました。

 

と、ここまで本日の試合の振り返りでした。上でも書いた通り、石井投手近本選手へのコメントを聞いても、岡田監督は意外と選手への信頼を大事にするタイプなんだなと思いました。(失礼ながら、オリックス監督時代のイメージもあり、もう少しドライなタイプかと思ってました...)

開幕前に岡田監督もコメントしていた通り、今のタイガースはまだ若いチームで、7~8月ぐらいにしっかり力を付けて戦えるように成長している途中だと思います。打線が不調な中、そのフェーズをリーグ2位という結果を残しながら過ごせているのは、チームにとって順調と言えるのではないでしょうか。

果たして後半戦「アレ」を目指せる位置にいるのか、その時にタイガースはどんな成長した姿を見せてくれるのか。

今年一年は阪神ファンにとって楽しい一年になるかもしれませんね。

 

ではでは。